◆第5回「いきいきライフセミナー」を実施

令和6年3月5日(火) 午後2時~

 名友会では、会員の健康・長寿と充実した生活を願って、ライフプランと健康に資する講座を開講しています。第5回となる今年度のセミナーは、3月5日(火)にデザインセンター(中区栄三)で開催されました。

31名の参加者があり、以下お二方の演者から講演(以下、概要)いただきました。

山田会長あいさつ

【講演1】

『自分らしい身終いで、人生をもっと楽しむ』

三井住友信託銀行名古屋駅前支店上級主席財務コンサルタント
松 田 隆 司 さん

高齢になると、今は元気でも、骨折ひとつで寝たきりになったり、認知症が進んだりする。
終活の最も大切な心得は、元気なうちに(意思表示ができるうちに)準備をしておくことである。

以下3点の整理をしておくことが望ましい。

①資産の把握とまとめを種別ごとにしておく。
② 遺産の分割でもめる可能性がある場合、分割の仕方をある程度決めておく、また、そのための手続きについて示しておくこと。
③ 自分の日常生活について伝えておく。必要な医療、介護(終末)、葬儀、お墓などの方向性を示しておいた方が家族の負担も軽減できる。自社(三井住友信託銀行)では、「ライフメモリアルノート」の活用、「遺言信託」や「任意後見制度」等により、不動産の活用も含めて相談を受けている。

松田隆司さん

【講演2】

『認知症とリハビリテーション最新治療』

名古屋市立大学リハビリテーション医学分野教授
名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院副病院長
植 木 美 乃 先生

 加齢―身体活動の低下―病気・老年症候群の発症―さらなる体力低下という負の連鎖を断ち切るために必要なことは「運動療法」と「栄養療法」である。また要介護の原因となる疾患の構成割合を見ると、「脳血管疾患」と「心疾患」を合わせた循環器疾患は21.2%と、要介護となる原因に占める割合は最多である。当院(みらい光生病院)では心臓リハビリテーション、嚥下障害リハビリテーションなどにチームで取り組み、評価・訓練プログラムをもっている。
認知症の種類、診断検査、治療の流れを解説、母親の症例を出しながら、症状と脳の部位別機能との関連を明らかにする。最前線で治療にあたる医師として、薬剤治療(新薬レカネマブなど)、予防効果としての運動とリハビリテーション、介護保険利用による患者家族への社会支援が最も重要であると指摘。
また、当院で実施している「ロボットリハビリテーション」「BMIリハビリテーション」「歩行障害に対するオーダーメイドニューロリハビリ」についても紹介する。

植木美乃先生

名友会は、いきいきライフセミナーの開催にあたって事後アンケートを実施し、27名の方からご回答をいただきました。

 本セミナーが『参考になったか?』という質問に対して、公演1(自分らしい身終い)96%、公演2(認知症とリハビリ)93%、セミナー全体への評価 96% という多くの方々が『参考になった』と回答されました。

 また、今後のセミナーへの期待や意見をお伺いした(自由記述)ところ、

・税理士の公演、・墓じまいの方法、・栄養の採り方、・認知症の治療、予防、リハビリなどをさらに詳しく聞きたい、などのお声を頂戴した。そのほかのご意見として、第2部で新しい最新の治療の可能性について知ることができて大変面白かった、年2回開催してほしい、などがありました。

 貴重なご意見、ありがとうございました。