新春クイズの解説

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第1問

次の文章は、日本のある古典芸能を大成したといわれる人 の作品の一部です。著者名と作品名を答えてください。

寿福そもそも芸能とは、諸人の心を和らげて、上下の感をなさんこと、寿福増長の基、遐齢延年の方なるべし。窮め窮めては、諸道ことごとく寿福延長ならんとなり。ことされこの芸、位を窮めて家名を残すこと、これ天下の許されなり。これ寿福増長なり。

 

【答】
世阿弥「風姿花伝」 (「花伝書でも正解」)

出題文中のヒントで、おおよそ見当はついたと思われる。能楽の基礎を確立したとされる世阿弥。その代表作「風姿花伝」。わかりやすい文章ではなく、その思想を読み解くことはなかなか難しい。
自信をもって回答できた人は少ない?

 

第2問

兄は、中学校、弟は小学校に通っています。自宅から中学校までは4.8㎞、小学校までは1.2㎞です。兄は自転車で時速9.6㎞、弟は徒歩で毎分36mの速さで、それぞれの学校に向かいます。二人が同じ時刻に学校に到着するために、どちらが何分早く出発すればよいでしょうか。二人とも、途中の休憩は無く、一定のスピードで動き続けるものとします。

 

【答】
弟が3分20秒早く出る

まず、兄弟がそれぞれの学校につくまでの時間を計算する。

【兄】4.8㎞=4800m 時速9.6㎞⇒160m/
兄は、中学校まで30分かかる。(4800÷160=30)

【弟】1.2㎞=1200m 分速36m ⇒30+分
弟は、小学校まで30分と分かかる。

したがって分だけ弟が早く出発すれば、二人が同時にそれぞれの学校に着くことができる。
分は60秒÷3=20秒だから、正解は「3分20秒」
ここでは、「速さと距離の関係」を復習することが目的でした。

そのため、距離をmに、速さを分速に、単位をそろえて考えるとわかりやすくなります。

 

第3問

近年、太平洋沿岸の海水温度が高くなっているせいか、日本の秋の味覚の代表格である「サンマ(秋刀魚)」の水揚げが格段に減少して、高級魚のようになっています。秋刀魚の消費(購入)量の最も多い県はどこでしょうか。
総務省家計調査(2016)による

 

【答】
青森県

家計調査を検索して調べれば正解にたどり着くはず。
推理で当てることはかなり難しい。
水揚げ量なら、北海道か岩手県・宮城県あたりと推測ができるが消費量の推測は困難。ここでは、昨年は国勢調査もあったので、色々な統計調査に慣れていただくことが目的でした。

 ちなみに、秋刀魚の消費量第2位は秋田県、第3位は宮城県、以下岩手、北海道、福島と上位は東北・北海道の秋刀魚の水揚げ量の多い県で占めている。

ただし、1位と2位の差は少ないので、順位は年によって入れ替わるだろう。

 

 


[講評]

毎回、応募される方は、答えがはっきり出るからか、数学の問題で答える方が多かったが、一見、分数で割り切れない解答で敬遠されたか、問1を選択された方が多かった。

確実に正解するなら問3だが、「家計調査」を手元に持っている人は少ない。インターネットで検索すればすぐに正解にたどり着くのだが。

  • 問3とも応募者全員が正解。

問2のみ、計算上分20秒と正しく答えた人は少なく

「3.33333分」ならほぼ正解。そのほか、「3分」では省

  略し過ぎ。正解とはならない。兄の到達時間の30分を差し引 きし忘れたと思われる答もあった。注意深く考えることが必要。

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